トロント国際映画祭で「レンタル・ファミリー」上映 監督、ブレンダン・フレイザーさんが舞台挨拶、Q&A行う
偽りの関係がつむいだ、心の絆

Shannon Gorman and Brendan Fraser in RENTAL FAMILY. Photo by James Lisle/Searchlight Pictures. © 2025 Searchlight Pictures. All Rights Reserved.
トロント国際映画祭(TIFF)で9月6日、「レンタル・ファミリー」を上映。HIKARI監督、主演のブレンダン・フレーザーさんも登壇し上映後はQ&Aにも応じた。
あらすじ:東京で落ちぶれたアメリカ人俳優フィリップ(ブレンダン・フレーザー)は、生活のために“レンタル・ファミリー”というサービス会社で依頼者の家族役を演じ始める。他人の人生に深く関わる中で、彼は思いがけず人との絆や“家族として受け入れられる喜び”を再発見していく。
やがて、仮の役割を演じることで自分自身の居場所と生きる意味を問い直す。
作品は、実在する“家族を貸し出す”サービスを題材に、孤独やつながりの本質を静かに問いかける。フレイザーさんの繊細でユーモアもある演技と、平岳大さん、柄本明さんら日本人キャスト陣の自然体な演技が絶妙に交差し、文化や言語の違いを超えた普遍的なメッセージを浮かび上がらせている。美しく切ない日本の情景も相まって強い印象を残す。
HIKARI監督と主演のブレンダン・フレーザーさんは上映後、会場でQ&Aセッションも行い作品への思いも語った。
Q&AでHIKARI監督は、レンタル家族というビジネスを通して「血のつながりを超えた家族のかたち」を描きたかったと語り、作品に込めたテーマや日本の風景美へのこだわりを観客に伝えた。
主演のフレイザーさんのキャスティングについては、「彼を見た時に、この人が私のフィリップ(役名)だ!」と迷いがなかったことを笑顔で明かした。
フレイザーさんは、撮影現場では日本人キャストやスタッフから多くのサポートを受けたと語り、「お互いが理解しようとすることが大切」と言語の壁を越えた表現への挑戦を振り返った。
また、「誰でも自分に疑問を持ち自信がなくなる時はあると思う。しかし、あなたは十分に素晴らしい、と気づいて欲しい。それがフィリップが彼の旅で学んだことだし、自分もこの作品から学んだことだ」と述べ会場の共感を集めた。

TIFF 上映前にレッドカーペットでのHIKARI監督とブレンダン・フレーザーさん Photo:Osanpo News Canada!



