第一弾は、スティーブン・ソダーバーク監督、チャンドラー・レバック監督作品など

Hedda/ Courtesy of TIFF
トロント国際映画祭(TIFF)は6月26日、今年の上映作品の最初の5本を発表。スティーブン・ソダーバーグ監督、ニア・ダコスタ監督らの作品に交じって「I like Movies」で注目を集めたカナダのチャンドラー・レンバック監督の最新作も選出された。
TIFFのCEOキャメロン・ベイリーさんは、「これらのオフィシャル・セレクション最初の5作品は、過去50回にわたり本映画祭が優れた映画の拠点となってきた理由である、革新性、情熱、そしてグローバルな視点を体現している」と話す。
発表された5本の映画は:
- スティーヴン・ソダーバーグ監督『The Christophers』:アートの世界を舞台とするブラック・コメディ。イアン・マッケラン、ミカエラ・コール、ジェシカ・ガニング、ジェームズ・コーデンらが出演 。
- ニア・ダコスタ監督『Hedda』:ヘンリック・イプセンの有名な戯曲が原作。テッサ・トンプソンとイモージェン・プーツが主演し、望まない家と結婚に閉じ込められた主人公が引き起こす悲劇と苦悩を描く 。
- アレハンドロ・アメナーバー監督『The Captive』:『ドン・キホーテ』の著者ミゲル・デ・セルバンテスがアルジェで人質にされた時の物語を描き彼の創作の原点を探る。
- ビョン・ソンヒョン監督『Good News』:韓国の映画監督ビョン・ソンヒョンのこの作品は、ハイジャックされた飛行機を着陸させようと奮闘する人々を描く。
- チャンドラー・レヴァック監督『Mile End Kicks』:2011年の夏にモントリオールに移り住み、アラニス・モリセットの『Jagged Little Pill』についての本を書こうとする24歳の映画評論家を主人公に、同地の音楽文化と若者の葛藤を描く青春映画。
5作品は、TIFFのスペシャル・プレゼンテーションとして上映される。
50周年のオープニングはライアン・レイノルズ さんのプロデュース作品
既に発表されている9月4日のオープニングは、ライアン・レイノルズさんのプロデュース作品で、カナダ人コメディアンのジョン・キャディさんをの人生を追うドキュメンタリー「John Candy:I Like Me」(コリン・ハンクス監督)。
毎年、世界中からセレブ、映画関係者が集まる同映画祭は今年で50周年。8月のチケット発売まで順に発表される上映ラインアップは大きな期待を集めている。
映画祭は9月4日~14日まで。
チケットのメンバー向け発は8月15日~。一般発売は8月25日~。
詳細はサイトまで。