トロントのROMで「Sharks」開始 サメの知られざる素顔に迫る

トロントのRoyal Ontario Museum (ROM)で「サメ展」が開始

Image Credit: Megalodon, D. Finnin/© AMNH

トロントのダウンタウンにあるロイヤル・オンタリオ博物館(ROM)は、サメの多様性や生態系での役割に迫る特別展「Sharks(サメ展)」を、2025年10月11日から2026年3月22日まで開催する。アメリカ自然史博物館(ニューヨーク)との共同企画で、Desjardins Groupの協賛。

ポップカルチャーの中で「恐怖の捕食者」として描かれてきたサメ。しかし本展では、そのステレオタイプを覆し、450万年にわたるサメの進化、生態、そして驚きの能力について、30体の実物大模型や化石、インタラクティブ展示を通じて紹介する。

メガロドンなどの巨大模型や体験型コンテンツが充実

展示の目玉は、かつて海を支配した史上最大の捕食魚「メガロドン」の巨大な顎の模型。鋭い歯はピザスライスほどの大きさで、迫力満点だ。その他にもホホジロザメやジンベイザメ、グリーンランドシャークなど、30種以上のサメをリアルな模型で再現する。

また、ジンベエザメの体の模様から個体識別を行うゲームや、ハンマーヘッドシャークの狩りを疑似体験できる装置など、子どもから大人まで楽しめる体験型コンテンツも充実する。

「怖い」だけではないサメの真実

展示では、光る体を持つランタンシャークや、手のひらサイズのポケットシャークなど、あまり知られていないサメの姿にも注目。サメは現在、560種以上が確認されており、淡水域から極地の海まで世界中に生息しているという。

ROMの魚類担当学芸員ネイサン・ルジャン博士は「サメは環境の健康を示すバロメーター。捕食者として海洋生態系のバランスを保っている」と語る。さらに、サメの特殊な皮膚構造が航空機の表面設計に応用されるなど、人類にも多くの恩恵をもたらしていると指摘する。

 サメが伝える、環境保護の重要性

近年、サメの数は乱獲や海洋汚染、気候変動などの影響により急激に減少している。展示では、カナダ東海岸で目撃が増加しているホホジロサメの例などもあげ、温暖化がサメや海の環境全体にどんな影響を与えるのかを説明し、サメ保護の必要性も訴える。

Royal Ontario Museum ROM(100 Queen’s Park Toronto, ON)
「Sharks 」会期:2025年10月11日〜2026年3月22日

展示の詳細、スケジュール、チケットの購入は ROM公式サイト に掲載する。

入館料は日により異なる。大人$32.00~(General Admission +Sharks )、子ども(4歳~14歳)$19.00~( General Admission +Sharks)

営業時間は火曜~日曜 10:00 am ~5:30 pm (第三火曜日のみ8:30 pm まで)

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