名作サスペンス『Dial M for Murder』舞台版がバンクーバーで上演 

Arts Club Theatre Companyによる「ダイヤルMを廻せ!」バンクーバーで上演

Emily Dallas, Olivia Hutt, and Shekhar Paleja in Dial M For Murder, 2025 (Theatre Calgary); set design by Anton deGroot; costume design by Jolane Houle; lighting design by Itai Erdal; photo by Trudie Lee for Theatre Calgary

 クラシック・サスペンスの名作『Dial M for Murder(ダイヤルMを廻せ!)』が、2026年2月5日から3月8日までバンクーバーで上演される。主催はThe Arts Club Thetre Companyで、会場はグランビル・ストリートにあるStanley BFL CANADA Stage

 本作は、アルフレッド・ヒッチコックの映画版でも広く知られるフレデリック・ノットの代表作を、劇作家ジェフリー・ハッチャーが現代的な視点で翻案した舞台作品である。演出はジリアン・カイリーが担当し、Theatre Calgaryとの共同制作として上演される。

嫉妬が生む完全犯罪の行方

物語は、主人公トニーが妻マーゴの不倫を知ることから始まる。激しい嫉妬に突き動かされた彼は、綿密な殺人計画と完璧なアリバイを用意し、実行の時を待つ。しかし、妻、愛人、そして過去から現れた謎の人物が複雑に絡み合い、計画は次第に予測不能な方向へと展開していく。

 観客は当初からトニーの計画を知った状態で物語を見守ることになり、「計画は成功するのか」「どこで綻びが生じるのか」という緊張感が、最後まで持続する構成となっている。欺瞞、恐喝、裏切りが交錯する心理戦は、観る者を強く引き込む。

現代的感覚で描かれる名作スリラー

 ハッチャーによる舞台版は、原作の巧妙な構成やどんでん返しを尊重しつつ、テンポの良い会話と鋭い心理描写によって、現代の観客にも響く仕上がりに。権力、支配、そして、他者を侮ることの代償というテーマが、緊張感あふれる「猫と鼠のゲーム」として描かれる点も見どころである。

 Arts Club Theatre Companyのアーティスティック・ディレクター、アシュリー・コーコランは、「本作は時代を超えた魅力と高い娯楽性を兼ね備えたサスペンスであり、観客を最後まで惹きつける力を持っている」と語っている。「観客は謎、緊張感、予想外の展開に満ちた世界へと引き込まれ、最後まで席の端に身を乗り出すことになるでしょう」とも。

Tyrell Crews and Stafford Perry in Dial M For Murder, 2025 (Theatre Calgary); set design by Anton deGroot; costume design by Jolane Houle; lighting design by Itai Erdal; photo by Trudie Lee for Theatre Calgary

公演概要

Dial M for Murder

公演期間:2026年2月5日~3月8日

会場:Stanley BFL CANADA Stage
(2750 Granville Street, Vancouver)

チケット料金:29ドル~

スケジュール、チケットの購入は:公式サイト、またはボックスオフィス(604-687-1644)まで

Arts Club Theatre Company公式サイト

 緊張感あふれる心理サスペンスを劇場で体験したい方には見逃せない一本。冬のバンクーバーで、手に汗握る演劇体験を楽しんでみてください!

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