アーリーミュージック・バンクーバー (EMV)、音楽と自然の超越的な探求をテーマに夏の音楽祭を開催。

Alexander Weimann. Photo by Mark Mushet
バンクーバーの市内各所で7月26日から8月8日まで、Early Music Vancouver (EMV)による夏の音楽祭「BACH & MOZART: In Endless Ascent」を開催。55回目を迎える今年は、カナダ国内外から50人以上の古楽アーティストらが参加する。
初日の26日には、グランビルアイランドで行う無料のコンサートでイベントを開幕。(12:00pm と1:00pm)
プログラムハイライトにはPBOディレクターのアレクサンダー・ヴァイマンさんも
プログラムハイライトには、Pacific Baroque Orchestra(PBO)のディレクターであるキーボーディストのアレクサンダー・ヴァイマンさんが特別ソロ出演する「True North Variations: O Canada Reimagined」や、モントリオールを拠点とするバロックダンスカンパニーLes Jardins ChorégraphiquesとPBOが共演する音楽とダンスの特別な祝典「The Enchanted Forest」が含まれる。
バンクーバー出身のバイオリニスト、クロエ・キムさんがモントリオールの音楽家と共に演奏するバッハの「音楽の捧げもの」、クリスティーナ・ハッテンさんが、バンクーバーのSound of Dragon SocietyとEMVのアーティストが参加する「Silk Strings」で行う、中国とバロックの楽器の珍しいコラボレーションなども。

Marie-Nathalie Lacoursière of Les Jardins Chorégraphiques. Photo courtesy of Early Music Vancouver.
Early Music Vancouver (EMV)は、異文化間の対話と多様な視点や過去との関係を探求するためのプラットフォームを提供。芸術監督兼エグゼクティブディレクターでありソプラノ歌手のSuzie LeBlanc, C.M.の指導の下、年間40以上のライブパフォーマンスとデジタルコンサートを開催し、世界中から集まった古楽ジャンルの著名なアーティストたちを紹介している。
スージー・ルブランさんは、「木々が空に向かって伸びるように、私たちも自然の生態系の一部として最高の自己表現を目指し進みます。音楽は心と感情の言語として、その私たちの旅路を支えてくれるものです」と話す。
「今年のフェスティバルでは、東西の音楽、過去と現在の音楽を融合させ、私たちの世界の自然の美しさを祝福します。過去の偉大な巨匠、J.S.バッハとW.A.モーツァルトの作品が、カナダの作曲家ドロシー・チャン、エドワード・トップ、ラン・タン、グレゴリー・ボートン、グレゴワール・ジェイによる新作が対比され、大地の力から天の神秘、そして魂の最終的な昇華に至るまでのテーマを探求しながら、私たちを新たな神秘的高みへと導いてくれるでしょう」と来場を呼びかける。
7月26日~8月8日まで
音楽祭の会場は、Christ Church Cathedral (690 Burrard St.)
Chan Centre for the Performing Arts (6265 Crescent Rd.)
Vancouver Playhouse (600 Hamilton St.)
The Annex (823 Seymour St.)
Granville Island – Chain & Forge Plaza
料金は$25~$88。(学生=$15)
音楽祭のスケジュールとチケットの購入方法はサイトに掲載する。