バンクーバー国際映画祭で「AKASHIあかし」上映 吉田真由美監督とキャストも登壇

バンクーバー国際映画祭で吉田真由美監督の「AKASHIあかし」上映 監督キャスト陣も登壇

バンクーバー国際映画祭のプレミア上映に登壇した「AKASHIあかし」の(左から)木村文さん、輝有子さん、吉田真由美監督、國貞彩花さん

バンクーバー国際映画祭(VIFF)で10月5日、吉田真由美監督による「AKASHIあかし」がワールドプレミア上映された。上映後には吉田監督をはじめ、出演俳優の木村文さん、國貞彩花さん、輝有子さんらも舞台挨拶に登壇した。

本作は、カナダ在住のアーティスト、カナが祖母の葬儀のために日本に帰国し、祖父母の過去やかつての恋人、自らの人生と向き合いながら、自分の居場所を見つけて成長していくストーリー。さまざまな愛の形や、生きてゆく中で直面する選択肢について繊細に描写する。

「AKASHIあかし」Courtesy of VIFF

映画「AKASHIあかし」は、吉田監督が自身の祖母との思い出をもとに創作した作品。2016年に舞台「NeOn」として始まり、2017年には短編映画「AKASHIあかし」として映像化された。その後、紆余曲折を経て2024年に撮影が行われ完成に至った。上映後の舞台挨拶で吉田監督は、「とても長い時間がかかったが、上映を迎えられて本当に嬉しい。ここまで来られたのは作品に関わってくれたスタッフ皆のおかげだ」と感謝を表した。

キャスト陣もそれぞれ舞台挨拶を行い、輝有子さんは「『あかし』は吉田監督にしか撮れなかった作品だと思います」と語り、國貞彩花さんは「初めての映画出演だったのですが、すごく愛のある現場で、こうして上映のこの場に来ることが出来て嬉しい」と喜びをあらわにした。木村文さんは、「俳優一人ひとりに異なるアプローチをしてくださる監督で、その俳優の一番良いところを引き出してくれました」と振り返った。

上映後には観客から、「モノクロとカラーを使い分けについて」や「短期間の日本での撮影について」、「短編から長編作品へと展開する過程で変化した点」など、熱心な質問が相次ぎ、吉田監督が一つひとつ丁寧に答える場面も見られた。

バンクーバー国際映画祭(VIFF)のプレミア上映に登壇した吉田真由美監督 

吉田監督はバンクーバーを拠点に活動しており、本作にも多くのバンクーバー在住スタッフが参加。プレミア当日は、制作に関わった関係者や友人たちも会場に駆け付け、上映後には大きな拍手が送られた。

上映後の会場では「自分が台湾に帰国した時の立場とすごく重なった」と答える女性や、「祖父母のお互いへの愛の形が切なかった」と話す男性、「人生のなかでの選択というテーマを丁寧に描いていた。最後にカナが広げたスケッチブックの真っ白なページが素敵だった」など、さまざまな感想が聞かれた。

「AKASHIあかし」VIFF 2回目上映は 10月9日3:00 pm  Granville Island Stage!

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