バンクーバーのUBCで先住民文化を祝う「Come Toward the Fire Festival 2026」開催
先住民の音楽、文化、物語に出会う3日間
2026年9月18日~20日まで Chan Centre for the Performing Arts、人類学博物館などUBCキャンパス内各所で開催

「ʔəm̓i ce:p xʷiwəl – Come Toward the Fire Festival」
バンクーバーのUBC(ブリティッシュ・コロンビア大学)で、先住民の文化や創造性、コミュニティを祝うフェスティバル 「ʔəm̓i ce:p xʷiwəl – Come Toward the Fire Festival」 が、2026年9月18日(金)から20日(日)まで開催されます。
Chan Centre for the Performing ArtsとMusqueamがパートナーシップのもとで開催する同フェスティバルは、今回で5回目。2025年にはBC Liveの「Festival of the Year」に選ばれ、今年は初めて3日間に規模を拡大します。
会場となるのは、Musqueamの先祖代々の土地であり、現在もその文化とコミュニティが息づくUBCキャンパス。音楽やダンスだけでなく、映画、ストーリーテリング、ワークショップ、アート、フード、マーケットなどを通して、先住民の文化を「観る」だけでなく、「知り、体験する」ことのできる3日間です。
初日は無料の「知識共有の日」
9月18日(金)は、今回新たに加わる 「Day of Knowledge Sharing(知識共有の日)」。
12時30分から16時30分まで、Chan Centreをはじめ、Museum of Anthropology(UBC人類学博物館)、Belkin Gallery、UBC First Nations House of Learning、UBC Indian Residential School History and Dialogue Centreなど、キャンパス内の複数会場でプログラムが行われます。
先住民の文化、言語、歴史を学べるワークショップや文化ツアー、映画上映、ビデオアート、アーティストによるトークやラウンドテーブル、先住民アーティザン・マーケットなど、多彩な内容が予定されています。Musqueamによる歓迎のほか、Coastal Wolf PackやCree/Métisのフォーク・トリオBurnstickなどによるパフォーマンスも楽しめます。
入場は無料で、チケットも不要。 先住民文化について知るきっかけとして、誰でも気軽に参加できる一日です。
2日目は音楽、ダンス、映画、アートが集結
9月19日(土)は、12時から18時まで開催されるメインの Festival Day。
屋内外の会場を舞台に、ライブ音楽、ダンス、DJ、映画上映、体験型ワークショップ、ストーリーテラーや作家によるプログラム、フードトラック、先住民アーティザン・マーケット、スケートボード、ライブ壁画制作など、さまざまなカルチャーに触れられる一日となります。家族で楽しめるプログラムが揃っているのもポイントです。
音楽では、Cree出身のネオソウル/R&Bアーティスト LOV、Cherokee/Muscogee出身のフォーク/Americanaアーティスト Kalyn Fayがバンクーバー初出演。他にもさまざまなバックグラウンドを持つ先住民アーティストが出演します。
入場はフェスティバル・リストバンドの購入が必要ですが、「払える金額を支払う」(Pay What You Can)方式で、誰も入場を断られることはないと案内されています。
最終日はDallas Goldtoothがホストするクロージング・コンサート
3日間のフィナーレを飾るのは、9月20日(日)18時から21時までChan Centreで開催される Closing Concert。
ホストを務めるのは、人気ドラマシリーズ Reservation Dogs への出演で知られる、先住民俳優・コメディアン・活動家の Dallas Goldtooth。
ヘッドライナーには、JUNO賞を2度受賞しているOji-Cree出身のシンガーソングライター Aysanabee が登場します。さらに、Boslen、Logan Staats、Miss Christie Lee、Coastal Wolf Pack、そしてCree出身のポップシンガー Siibii が出演予定。Siibiiにとってはバンクーバー初出演となります。
開場は17時。公演前には先住民アーティザン・マーケットと先住民料理のフードトラックも登場します。
チケットは、プレミアム79ドル、一般49ドル、先住民・学生29ドルです。


「Come Toward the Fire」という名前に込められた思い
フェスティバル名の ʔəm̓i ce:p xʷiwəl – Come Toward the Fire は、Musqueamの長老であり言語継承者でもあるLarry Grantから贈られた名前です。
「Come Toward the Fire(火のもとへ近づこう)」という言葉が象徴するのは、人々が集まり、知識や物語、音楽、文化を分かち合う場所。
フェスティバルのキュレーター、Jarrett Martineauさんは、このイベントを「先住民の人々、家族、パフォーマーが、この場所を故郷と呼ぶさまざまなコミュニティとともに、深く分かち合う精神のもとで集う場所」と表現しています。
今年新たに「知識共有の日」が加わったことも、単なる音楽フェスティバルではなく、楽しみながら学び、文化を体験し、人と人とのつながりを生み出す場としての方向性をより明確にしています。
先住民の文化やアートに初めて触れる人にとっても、すでに関心がある人にとっても、新しい発見がありそうな3日間。この秋、UBCのキャンパスで、音楽やアートを入口に、先住民の声、物語、そして現在進行形の文化に出会ってみてはいかがでしょうか。
ʔəm̓i ce:p xʷiwəl – Come Toward the Fire Festival 2026
開催日: 2026年9月18日(金)~20日(日)
会場: Chan Centre for the Performing Artsほか、UBCキャンパス内各会場
9月18日: 12:30pm ~4:30pm /Day of Knowledge Sharing/無料・チケット不要
9月19日: 12:00pm ~6:00pm /Festival Day/寄付制・リストバンド制
9月20日: 6:00pm ~9:00pm /Closing Concert(17:00開場)
料金: プレミアム79ドル/一般49ドル/先住民・学生29ドル
最新のプログラムや会場情報、チケットについては、ʔəm̓i ce:p xʷiwəl – Come Toward the Fire Festival 2026公式サイトをご覧ください。



