バンクーバーで「Bard on the Beach Sakespeare Festival」
オープニングは『ウィンザーの陽気な女房たち』
Sen̓áḵw/Vanier Parkで6月9日~9月19日開催

Bard on the Beach Shakespeare Festival | Photo: Sarah Race Photography
バンクーバーの夏の風物詩として知られる「バード・オン・ザ・ビーチ・シェイクスピア・フェスティバル」が、今年も6月9日から9月19日まで開催されます。
第37回目となる今年も、BMOメインステージとダグラス・キャンベル・シアターの2つの劇場を設置。シェイクスピアの喜劇と悲劇に、ギリシャ古典の新解釈作品を組み合わせた充実のラインアップを連日上演します。
開幕作品は『The Merry Wives of Windsor』
開幕作品はBMOメインステージで上演する『The Merry Wives of Windsor(ウィンザーの陽気な女房たち)』。レベッカ・ノーザンによる演出で、ブルース・ホラックとの共同翻案による本作は、舞台を現代のバンクーバー郊外へと大胆に移し、音楽とユーモアをふんだんに取り入れた新感覚のコメディです。
物語の中心となるのは、かつての栄光にすがる元サッカー選手フォルスタッフ。サッカー熱に包まれたバンクーバーの架空のコミュニティを背景に、彼が2人の既婚女性を誘惑しようと企てる騒動が、軽快な音楽とともにコミカルに描かれます。現代的な設定と親しみやすい演出により、シェイクスピア初心者でも楽しめる作品となっています。

Jennifer Lines as Mrs. Page and Melissa Oei as Mrs. Ford in The Merry Wives of Windsor (2026). Directed by Rebecca Northan. Photo & Image Design by Emily Cooper
『Macbeth』、ギリシャ悲劇『Goblin:Odipus』、『Antigone』も上演
一方で、重厚な悲劇『Macbeth(マクベス)』も同じくメインステージで上演。ミニマルな舞台美術とスタイリッシュな演出によって、権力と欲望、そして破滅をめぐる物語が、より鮮烈に観客へと迫ります。
ダグラス・キャンベル・シアターでは、ギリシャ悲劇の名作『Antigone(アンティゴネ)』と『Goblin:Odipus(ゴブリン:オイディプス王)』をもとにした2作品を上演。『アンティゴネ』は現代的な視点から大胆に再構築され、「抵抗」や「声」といったテーマを力強く描き出します。また、『ゴブリン:オイディプス』では、ユーモアと観客参加型の演出を取り入れ、古典作品を軽快かつユニークに楽しめる舞台となっています。

Goblin:Oedipus (2026). Created by Spontaneous Theatre. Photo by Terry Manzo
開催中は、キャストによる解説トークやワインテイスティングなど多彩な特別イベントを開催
期間中は舞台公演だけでなく、多彩な特別イベントも開催。即興パフォーマンスが楽しめるナイトイベント「Bard After Dark」、ゲスト講師による作品解説「Bard Explored」、ワインテイスティング付き公演、LGBTQ+を祝う「Pride Night」、家族向けの「ファミリーデー」など、観劇体験をより豊かにする企画が充実。また、公演前の解説トークや終演後のキャストトークなど、作品理解を深めるプログラムも用意されています。
1990年に創設されたバード・オン・ザ・ビーチは、カナダ最大級のシェイクスピア・フェスティバルの一つとして知られ、毎年多くの観客を魅了してきました。美しい自然に囲まれたロケーションと高品質な舞台芸術が融合するフェスティバルは、地元住民はもちろん観光客にも人気のイベントです。海と山に囲まれた開放的な公園で、夕焼けを眺めながら楽しむ野外シアター――それが Bard on the Beach Shakespeare Festival です。

Bard on the Beach Shakespeare Festival
Bard on the Beach Shakespeare Festival
開催期間:2026年6月9日~9月19日
チケット:30カナダドル~。
スケジュール、チケットの購入はBard on the Beach公式サイトをご覧ください。



