スティーブストンでマリタイムフェスティバル開催

Wooden boats and ships at the Richmond Maritime Festival 2024. Courtesy of the City of Richmond.

漁港の街として知られるリッチモンド市、スティーブストンの「Britannia Shipyard」で8月23日と24日、「リッチモンド・マリタイム・フェスティバル(The Richmond Maritime Festival )」を開催。「海洋」をテーマに様々な無料イベントを企画する。今年で22回目。

今年は過去最大級の音楽ステージを設置。地元バンドによるマリタイム音楽満載のラインナップが予定されている。バンクーバーとナナイモを拠点とするシンガーソングライターのMurfitt & Mainは、ルーツミュージックの伝統を受け継ぐオリジナル曲をベース、ギター、バンジョー、マンドリンで演奏、Collage Tradは、地元のフィドル伝統にスウィング、ジャズ、ロックの要素を加えた多彩な演奏を披露する。過去のフェスティバルにも出演した人気グループ、Irish Wakers、Nautical Notes、The Whiskeydicksも再登場する予定。

Families enjoy a skit by Segal the Seagull at the Richmond Maritime Festival 2024. Courtesy of the City of Richmond.

子ども向け劇場「Seaside Puppet Theatre」では、アコーディオン奏者Dan Proppの音楽とLulu the Mermaid、Rikki the Ratなどのパペットたちが登場。家族向けの「Octopus Garden」では、無料フェイスペイントや「Stories on Wheels」によるストリート・シアター紙芝居も行う。

Children taking part in face painting at the Richmond Maritime Festival 2024. Courtesy of the City of Richmond.

コミュニティ参加型プロジェクト「Knitting Tree」も実施。漁師や船乗りに受け継がれてきた編み物の歴史に敬意を表し、自分の編み針やかぎ針を持参した来場者が週末を通じて共同作品作りを行う。その他、Grace Gihmによるサイアノタイプのプリント、Cat Hartの網作り、Ralph Headingの自分だけのボート工作、Aiko Matsushibaの折り紙など、体験型ワークショップも多数企画する。

ドックエリアでは、修復された歴史的な船も公開。世界最古の木製船体蒸気タグボート「SS Master」(103歳)や、MV Gikumi、Midnight Sun、Sandra Jean II、Island Providerなどウエストコーストのワークボートが登場する。(ドックの見学時間は、公式ウェブサイトに記載)

Richmond Boat Buildersワークショップでは、ブリタニア造船所の伝統技術が息づく現場を開放。スティーブストンで建造されフレーザー川、ジョンソン海峡、リバーズ・インレット、カマノ海峡沿岸で漁に使われてきた、62年の歴史を持つ37フィートのギルネット&トロール漁船「Crystal S」の修復作業を公開する。

会場には、新規出店のMango Yummy、Golden Bannock、Rolled West Coast ice cream を含む15を超える多彩なフードトラックも来場する。

フェスティバルは、8月23日(土)にスティーブストンのインペリアル・ランディングで開催されるFreshCo Richmondドラゴンボートフェスティバルと同時開催。

会場へのアクセスや、今年のプログラム詳細については、公式サイトを参照のこと。

Richmond Maritime Festival公式サイト

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