バンクーバーのアートシーンを体感できる!「Eastside Culture Crawl」30周年
今年は525人以上のアーティストが参加しスタジオ公開
2026年11月19日~22日まで

2025 Culture Crawl, Mergatroid Terminal City Glass Coop. Photo by Heather Konschuh
バンクーバーの秋を代表するアートイベント「Eastside Culture Crawl(イーストサイド・カルチャー・クロール)」が、2026年11月19日(木)から22日(日)まで開催される。
今年で30周年を迎える「Eastside Culture Crawl(イーストサイド・カルチャー・クロール)」では、バンクーバー東部のEastside Arts District(イーストサイド・アート地区)を中心に、525人以上のアーティストが参加。普段はなかなか入ることのできないアーティストのスタジオや制作スペースが一般公開され、絵画、彫刻、ジュエリー、家具、写真、ガラス工芸、テキスタイルなど、多彩な作品と創作の現場に触れることができる。
今年は新たに85人以上のアーティストと12か所の建物が参加。30周年を記念した特別展覧会やアーティスト・トーク、映像上映なども予定されている。
45人のアーティストから始まった、バンクーバーを代表するアートイベント
Eastside Culture Crawlは、1996年に45人のアーティストが自らの制作スペースを一般公開したことから始まった。それから30年。現在では毎年4万人以上のアートファンが訪れる、バンクーバー最大級の秋の文化イベントの一つへと成長している。
イベントの魅力は、完成した作品をギャラリーで鑑賞するだけでなく、アーティストが実際に制作している場所を訪問できること。スタジオや作業場、ガレージ、倉庫など、さまざまな空間が公開され、作品が生まれるまでのプロセスやアーティストの創作活動を間近で見ることができる。
参加アーティストのジャンルも幅広く、絵画、ジュエリー、彫刻、家具、革製品、写真、ガラス工芸、テキスタイルなど多岐にわたる。作品を鑑賞するだけでなく、作り手と直接交流できるのも、このイベントならではの楽しみだ。
会場となるEastside Arts Districtは、コロンビア・ストリート、1stアベニュー、ビクトリア・ドライブ、ウォーターフロントに囲まれたエリア。人口当たりのアーティスト数がカナダで最も多い地域としても知られている。

2025 Culture Crawl, Eastside Atelier. Photo by Colette Tan
30周年記念展「P.A.R.T.Y.」を初開催
今回の30周年を記念する目玉企画の一つが、プレビュー展「P.A.R.T.Y. – Pushing Art diRectly To You」だ。カルチャー・クロールの開催期間中に展示される多彩な75人のアーティストの作品を一足早く紹介するもので、11月5日から28日まで開催される。会場はEastside Arts Society(EAS)の新しい拠点となる建物(716 E. Hastings Street)。
展覧会の企画・コンセプトは、参加アーティストのEri Ishiiさん、Hugh Kearneyさん、Paul de Guzmanさんの3人が担当。アーティスト自身がスタジオの扉を開き、作品を通じて観客と直接つながるという、Eastside Culture Crawlの原点となる理念を表現する。
アーティスト・トークや映像上映など関連イベントも充実
フェスティバル本番に先駆けて、アーティストと交流できる関連プログラムも開催される。
Talking Art: 11月12日から3日間にわたり、アーティストによるパネルディスカッションを実施。毎晩午後7時から9時まで開催され、創作活動やアートをめぐるさまざまなテーマについて語り合う。 会場はEastside Arts Society(716 E. Hastings St.)。各回のテーマと参加アーティストは公式サイトで発表される予定だ。
Moving Art: 11月14日(土)午後9時からは、毎年恒例の映画・映像作品の上映プログラム「Moving Art」を開催する。上映テーマや参加アーティストは後日発表予定。
Crawl Pop-up Studio: 11月19日~22日には、自宅を拠点に活動しているため普段はスタジオを一般公開できないアーティストを紹介する企画。今年で3年目を迎え、今回はSunfire Studios(1275 Venables St., Unit 111)のより広いスペースに会場を移して開催される。
アーティストと地域の未来を支える30周年記念企画
Eastside Culture Crawlを主催するEastside Arts Society(EAS)は、イベントの開催だけでなく、地域のアート活動を長期的に支える取り組みにも力を入れている。
近年、家賃の高騰や再開発によって制作スペースを失うアーティストが増加。こうした状況を受け、EASは2021年にEastside Arts Districtを設立し、地域の芸術・文化活動を守り、持続可能な環境をつくるための活動を進めてきた。
そして2026年には、716 E. Hastings Streetにある約5,980平方フィートの建物を取得。バンクーバー市議会の「Making Space for Arts and Culture」助成金の承認を受けて実現したもので、今後はアーティストの制作や作品発表を支える文化拠点として活用される。
会期中は、30周年を記念るすサイレントオークションを始め、地域のアート活動を支援するための企画も実施される。
バンクーバーのアートシーンを身近に感じる4日間
普段はギャラリーや美術館で目にすることの多いアート作品。Eastside Culture Crawlでは、作品が生まれる場所を訪れ、アーティスト本人と会話しながら、その背景にある創作への思いやこだわりに触れることができる。アート好きなら是非訪れてみたい、そんなバンクーバーの人気イベントだ。
Eastside Culture Crawl 2026 Visual Arts, Design & Craft Festival
- 開催日:2026年11月19日(木)~22日(日)
- 開催エリア:バンクーバー東部 Eastside Arts District各所 ( between Columbia St., 1st Ave., Victoria Drive, the Waterfront, and 716 E Hastings St)
- 参加アーティスト:525人以上、新規参加アーティスト:85人以上
- 入場料:無料
開催時間
- 11月19日(木):午後5時~10時
- 11月20日(金):午後5時~10時
- 11月21日(土):午前11時~午後6時
- 11月22日(日):午前11時~午後6時
***開催場所、スケジュール、アーティストの詳細などは、Eastside Culture Crawl公式ウェブサイトでご確認ください。



