トロント国際映画祭(TIFF)で『Ha-Chan, Shake Your Booty!』(邦題:はーちゃん、ブギウギ!)
ジョセフ・クボタ・ヴラディカ監督、菊地凛子さん、吉田羊さん、YOUさんが登壇

トロント国際映画祭(TIFF)の『Ha-Chan, Shake Your Booty!』レッドカーペットに登場した、左からジョセフ・クボタ・ヴラディカ監督、YOUさん、菊地凛子さん、吉田羊さん Photo: Osanpo News Canada!
開催中のトロント国際映画祭(TIFF)で9月15日、『Ha-Chan, Shake Your Booty!(邦題:はーちゃん、ブギウギ!)』が上映された。会場にはジョセフ・クボタ・ヴラディカ監督、菊地凛子さん、吉田羊さん、YOUさんらも登壇した。
2026年1月に開催されたサンダンス映画祭でUSドラマ部門の監督賞を受賞した同作。この日はカナダでの初上映ということもあり、多くの観客が来場。笑いあり、涙あり、ダンスシーンありのストーリーを楽しんだ。
アマチュア社交ダンサーのハル(菊地凛子)と夫でありダンスパートナーでもあるルイス(アレハンドロ・エダ)は、東京で幸せな毎日を過ごしていた。しかし、突然の悲劇が起こり、ハルは喪失感から何も手につかなくなってしまう。そんなハルが、姉のユキ(吉田羊)と従妹のヒロミ(YOU)の協力のもと、悲しみを乗り越えて前を向いていく姿をユーモラスに描いた作品。
上映後には、ヴラディカ監督をはじめ、キャストとプロデューサーがQ&Aに登壇。会場は大きな拍手に包まれた。
ヴラディカ監督は「この映画は母へのオマージュです」と述べ、「今日、会場に来てくれている現在82歳の母は、今でも現役の競技ダンサーで、先日も優勝したばかりです」と、客席にいた母親を紹介。「シングルマザーとして自分たち兄弟を育ててくれた母は、最も強く、楽しい人です。母は辛い時にもダンスシューズを履いて、踊りに行っていました」と母の姿が作品作りに与えた影響を語った。
主演の菊地さんは役作りについて、「ダンスを通して『はーちゃん』を体験していきました」と話し、「実物のはーちゃん(監督の母)のビデオや写真を見ていく中で、彼女が踊るように人生を突き進んでいくという生き様というのをのを、ダンスを通して体感しました。はーちゃんの向かっていく先、目の前が真っ暗でも突き進んでいく強さという女性のほとばしる情熱や、深い所に根付いている何かを見つけ出してていった気がします」とも。

『Ha-Chan, Shake Your Booty! 』Courtesy of TIFF
女性3人の関係性も楽しく描かれている同作。吉田さんは「カメラの回っていないところでも自然と関係性を作ることができたので、そのままお芝居ができたかなと思います」と話した。YOUさんも「3人で一緒に仕事をしたことはなかったはずなのに、自然に姉妹のようになり、とても楽しかったです」と、仲の良さを笑顔で明かした。
Q&A最後には、ヴラディカ監督が菊地さんに「この役に力を尽くしてくれて本当に感謝しています。母の楽しさを生き生きと演じてくれた」と感謝の言葉を送り、菊地さんが涙をぬぐう場面も見られた。
上映後、来場した観客からは、「辛い時や間違いを犯すこともあるのが人生。でも生きるって悪くないと思わせてくれた」、「リズミカルなダンスシーンに踊り出したくなった」などの声が聞かれた。

会場にはウラディカ監督のお母さまの「はーちゃん」も来場されていました!Photo:Osanpo News Canada!



